【2025年4月版】将来性で選ぶ!中小型の高配当株19選──財務も配当もバランス良好な優良企業を厳選

高配当株

はじめに

「高配当株に投資したいけど、将来減配されたら不安…」

そんな方にこそ知ってほしいのが、“財務も堅実な中小型の高配当株”です。今回は、配当利回りだけでなく、企業の成長性・収益性・キャッシュフローの健全性まで踏まえて、本当に“安心して保有できる”19社を厳選しました。


選定条件

まずは株式情報サイト「みんかぶ」を使って、以下の条件で132社を抽出しました:

  • 時価総額:3000億円以下
  • 配当利回り:3.5%〜4.0%
  • 配当性向:30〜50%
  • 自己資本比率:40%以上

これらのスクリーニングを通過した企業に対して、さらに以下の8項目で過去の業績を分析しました。


注目した8つのポイント

リベ大の高配当株選定ルールに基づき、一社一社丁寧に確認しました。

  1. 売上高:成長しているか、安定しているか
  2. EPS(一株当たりの利益):右肩上がりか
  3. 営業利益率:本業の強さ
  4. 自己資本比率:財務の健全性
  5. 営業CF(キャッシュフロー):お金を生む力
  6. 現金:手元資金の厚み
  7. 一株配当金:増配 or 安定継続しているか
  8. 配当性向:無理のない還元方針か

選ばれた19社(一覧)

銘柄コード・社名配当利回り業種
9025 鴻池運輸3.67%陸運業
6908 イリソ電子3.96%電気機器
6653 正興電機製作所3.57%電気機器
5463 丸一鋼管3.88%鉄鋼
7749 メディキット3.60%精密機器
4481 ベース3.86%情報・通信業
4719 アルファ3.67%情報・通信業
4752 昭和システム3.56%情報・通信業
9471 文溪堂3.54%情報・通信業
2659 サンエー3.54%小売業
1450 タナケン3.64%建設業
7989 ブラインド3.62%金属製品
6136 OSG3.56%機械
6284 ASB機械3.55%機械
6282 オイレス3.51%機械
4206 アイカ3.69%化学
7483 ドウシシャ3.80%卸売業
9795 ステップ3.52%サービス業
5310 東洋炭素3.59%ガラス・土石製品

注目企業の一言メモ

🔹9025 鴻池運輸(陸運業)
堅実な物流サービスを提供する老舗企業。売上・利益ともに安定しており、自己資本比率も高水準。配当性向も無理がなく、長期保有に向く銘柄です。

🔹6908 イリソ電子(電気機器)
コネクタ専業で世界展開。景気による業績の波はあるものの、自己資本比率は高く、キャッシュも潤沢。中長期的には増配余地もあり注目。

🔹6653 正興電機製作所(電気機器)
電力やインフラ向け製品を展開。利益率はやや低めながら、安定した売上と堅実な財務が魅力。配当の安定感もポイント。

🔹5463 丸一鋼管(鉄鋼)
鋼管大手。市況に左右されやすい鉄鋼業ながら、収益・財務の安定性は業界随一。営業CFもプラス基調で、保守的な配当政策が光る。

🔹7749 メディキット(精密機器)
医療機器の製造販売。ニッチながら成長性あり。自己資本比率が非常に高く、無借金経営で財務優良。長期保有向き。

🔹4481 ベース(情報・通信業)
独立系SI企業。営業利益率は業界平均を大きく上回り、EPSも右肩上がり。配当性向も健全で、キャッシュリッチ体質。

🔹4719 アルファ(情報・通信業)
システム開発・運用を主力とする企業。営業利益率やCFの安定感があり、配当も継続的。中小型IT銘柄として注目。

🔹4752 昭和システム(情報・通信業)
小粒ながら安定的な黒字経営。毎年コツコツ配当を出しており、堅実志向の投資家にフィット。

🔹9471 文溪堂(情報・通信業)
教育図書や教材の出版を行う会社。成長性には乏しいが、財務の健全性と安定配当でバリュー株として評価可能。

🔹2659 サンエー(小売業)
沖縄地盤の小売業で、安定収益が魅力。自己資本比率は70%超と高く、財務の健全さが光る。配当も年々増加傾向。

🔹1450 タナケン(建設業)
中小型の建設会社としては珍しく、営業利益率と配当性向のバランスが良好。堅調な業績と手堅い還元方針が魅力。

🔹7989 ブラインド(立川ブラインド工業・金属製品)
安定需要のブラインド製造。利益率・財務体質ともに安定しており、B2B需要に支えられた安定配当が期待できる。

🔹6136 OSG(機械)
切削工具の世界的メーカー。グローバルに展開しながらも、自己資本比率・営業利益率ともに高水準。配当も堅調。

🔹6284 ASB機械(機械)
飲料容器製造機械の専業メーカー。需要は安定的で、堅実な財務と安定配当が特徴。

🔹6282 オイレス工業(機械)
すべり軸受で高シェアを誇る技術系メーカー。財務体質は強く、株主還元にも積極的。

🔹4206 アイカ工業(化学)
建材や接着剤が主力。海外展開も進めており、EPS・配当ともに安定的。財務も優良で、守りも堅い。

🔹7483 ドウシシャ(卸売業)
生活用品などを企画・販売。直近の業績は堅調で、配当性向も無理がない。手堅いビジネスモデルが魅力。

🔹9795 ステップ(サービス業)
神奈川中心の学習塾運営会社。教育需要に支えられ、安定した収益を継続中。高配当を維持しながら内部留保も厚い。

🔹5310 東洋炭素(ガラス・土石製品)
特殊黒鉛を手がける素材メーカー。ニッチ分野で収益力高く、財務の健全性も優秀。増配傾向あり。


まとめ

高配当株投資は「毎年の収入を得る」だけでなく、「企業の成長とともに資産を育てる」ことも可能です。
今回紹介した銘柄は、いずれも短期の配当利回りだけでなく、将来の持続性や財務健全性に優れた企業ばかり。

あなたの投資ポートフォリオに、安心して保有できる高配当株を加えてみませんか?

(実際の投資は個人の判断になります。いかなる損害も本ページでは保障いたしかねます)

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